内容説明
新潟の小さな集落の空き家を次々に美しくよみがえらせてきた、ドイツ人建築デザイナーのカール・ベンクスさんと、料理やガーデニングが得意なアルゼンチン出身の妻ティーナさん。集落にはカールさんの古民家にひかれて移住してくる人が増え、昔ながらの住民との交流も深まっている。「ここは世界一美しい場所!この暮らしこそが真のぜいたく」と語るカールさんとティーナさん。和と洋、古いものと新しいものが心地よく共存する古民家でのふたりの暮らしを中心に、豊かな自然の中でゆるやかにつながりながら生きる人々を描く、映像の歳時記。
目次
冬 “やわらかい雪景色”に抱かれて
春 雪解け水の音とともに
夏 草も木も、命みなぎる季節
古民家に暮らす村に暮らす
秋 最高に美しい季節
ふたたびの冬
著者等紹介
ベンクス,カール[ベンクス,カール] [Bengs,Karl]
建築デザイナー。1942年、ドイツはベルリン生まれ。絵画修復師の父の影響を受け、日本文化に関心を持つ。ベルリンで建築デザインオフィスに勤務した後、パリで起業。1966年、空手を学ぶために日本に留学。以後、ヨーロッパと日本を中心に建築デザイナーとして活動するなかで、とくに日本の民家に強くひかれ、ドイツに日本の古民家を移築する仕事に携わる。1993年、新潟県十日町市に自宅(双鶴庵)となる古民家を購入し、再生。1999年、カールベンクスアンドアソシエイトを設立。2010年、松代の歴史ある旅館を再生し、「まつだいカールベンクスハウス」と名付ける。現在、日本での古民家再生数は60軒以上。さらに最近では、故郷のベルリンにオープンした「サムライ ミュージアム ベルリン」にて、日本の伝統建築の技術を使って、茶室や能舞台を制作した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
新潟の“奇跡の集落”
すべては一組の夫婦が移住してきたことから始まった──
「ここは世界一美しい場所!」
「ここはパラダイス」。
過疎化に悩んでいた山間の集落をカラフルな古民家村に生まれ変わらせた
ドイツ人建築デザイナーのカールさんと
アルゼンチン出身の妻ティーナさん。
ここで第二の人生を送りたい。ここで子育てをしたい──。
四季の豊かさとともに暮らす人々の、これは奇跡の物語です。