検証「戦後民主主義」―わたしたちはなぜ戦争責任問題を解決できないのか
内容説明
空爆・原爆・平和憲法をキーワードに、日本とアメリカの「戦争責任問題」を分析。加害責任の切り落とされた「戦争記憶」はいかに作られ今に至るのか!?私たちは「歴史克服のための記憶法」をどのように創造するか!?
目次
序文 アジア太平洋戦争と「戦後民主主義」
第1章 米軍による日本無差別空爆と天皇制ファシズム国家の「防空体制」
第2章 「招爆責任」と「招爆画策責任」の隠蔽―日米両国による原爆神話化
第3章 「平和憲法」に埋め込まれた「戦争責任隠蔽」の内在的矛盾―前文と9条活用への展望に向けて
第4章 象徴天皇の隠された政治的影響力と「天皇人間化」を目指した闘い
第5章 「記憶」の日米共同謀議の打破に向けて―ドイツの「文化的記憶」に学ぶ
著者等紹介
田中利幸[タナカトシユキ]
歴史学者(専攻は戦争犯罪史、戦争史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)