内容説明
誰もが直面する親の介護問題。福岡県久留米市の地域包括支援センターを統括するベテラン医師が親の介護にまつわるさまざまな不安・悩みを解消。要介護・要支援認定、介護保険制度、介護サービス…。いざというときに慌てないために正しい介護の知識を身につける。
目次
第1章 介護費用の負担、仕事と介護の両立―誰もが直面する親の介護問題(誰もが避けられない「親の老い」;いずれ直面する介護問題や住居問題 ほか)
第2章 介護を始めるために真っ先に必要な手続き―要介護・要支援認定とは(介護保険サービスを利用するのに必須な要介護・要支援認定;要介護認定を受けるには ほか)
第3章 賢く利用することが介護をラクにするコツ―知っておくべき介護保険制度の基礎知識と利用方法(介護保険制度は、国の制度による介護サービス;要介護度により、受けられるサービス枠や自己負担が異なる ほか)
第4章 地域包括支援センターは地域の総合相談窓口―介護に対する不安を解消した12のケース(まだ介護は先と思いつつ、不安があった高齢者本人の相談;80代の父親を持つ息子が、介護保険申請をしたいと希望 ほか)
第5章 大切な親に元気に長く生きてもらうために―一日でも早く介護の準備を整える(「親の介護」に備えるためには、日頃から家族で対話することが大切;親を思うなら、老いや別れも覚悟して受け止める ほか)
著者等紹介
柴田元[シバタハジメ]
1977年、久留米大学医学部卒。同第3内科(現:心臓・血管内科)入局。1979年、門司市民病院勤務を経て、1980年、国立循環器病研究センター勤務。1983年、久留米大学医学部第3内科助手。1985〜1987年、産業医科大学リハビリテーション科非常勤講師。1995〜1996年、デンマーク、ドイツ、イギリスなどで医療・介護・福祉研修。1996年、医療法人かぶとやま会理事長/久留米リハビリテーション病院院長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)