救えない地方のペットたち―獣医療格差への挑戦の軌跡
内容説明
地方の動物病院ではできない治療が多過ぎる。水戸の動物病院に高度医療を導入し、リハビリ施設を設置。年間約400件の手術で地元のペットの命を救うアニマルドクター挑戦の軌跡―。
目次
第1章 ペットの命に地域格差があってはならない(地方の動物医療の現実;医療技術の進歩とともに地方格差はますます広がった ほか)
第2章 CTと腹腔鏡導入で高度医療施設を目指す自院で完結する治療を行えば、救える命は増える(地元の水戸で開業を決意;特別な医療機器がなくても質の高い治療はできる―その1 骨折治療 ほか)
第3章 ペットに多い骨折、腫瘍、白内障…医療スキルを向上させてどんな手術にも対応する(最新の医療機器だけ取りそろえても手術はできない;ペット治療のインフォームドコンセントの大切さ ほか)
第4章 日常生活を取り戻すためにリハビリ施設を設置して機能障害の回復を支援する(手術後や病気の回復期はリハビリテーションが大切;術後のリハビリテーション ほか)
第5章 地方の動物病院だからこそできることがある(コンパニオンアニマルのニーズは地方にも;ペットも高齢化し、病気は増えてくる ほか)
著者等紹介
川西航太郎[カワニシコウタロウ]
動物病院ハートランド水戸動物CTセンター院長。2005年日本獣医生命科学大学卒業。動物病院勤務を経て、日本獣医生命科学大学に研修医として勤務。2011年に動物病院ハートランド水戸動物CTセンターを開業。最新の医療技術や医療機器を取り入れ、地方の動物病院でありながら一・五次診療、二次診療までカバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)