自分の「好き」がうつを治す
内容説明
ひきこもり・過食症・閉所恐怖症…数々の患者の悩みを解決してきた現役精神科医が語るうつ症状の改善方法。
目次
第1章 薬物療法と休養だけでは改善しない!?神経症性障害によるうつのさまざまな治療方法(うつ病とは;神経症性抑うつ ほか)
第2章 社交不安、摂食障害、パニック症…“強迫性”を由来とするさまざまなうつ症状(強迫性(しないといけないにやる気を出そうとする傾向)とは
強迫性と親子関係 ほか)
第3章 過去の親子関係にとらわれず現在へと視点を向ける精神療法の視点からみる健康的な親離れのすすめ(親から愛されること(自分の中の親)
親子の触れ合い ほか)
第4章 自分の「好き」がうつを治す(思考の優先順位;子離れしない親から親離れしにくい ほか)
著者等紹介
山内道士[ヤマウチミチヒト]
精神保健指定医/日本精神神経学会認定精神科専門医。1962年生まれ。和歌山県立医科大学卒業。1994年から3年間、教育分析を受ける。2002年に東京精神療法研究会が所定する、個人スーパービジョンを含めた精神分析学の専門的な研修課程を修了。2013年に山内メンタルクリニックを開業。フロイト心理学と森田療法を組み合わせ、精神分析的心理療法の教育を活かした丁寧な診療をモットーとしている。親子関係に着目した精神療法で不安、うつ、強迫症状へアプローチしていることが特徴。大学入学前に「森田療法」と「精神分析」に出会い、精神科医を目指すことになった。現在の精神医療では、「認知行動療法」の有効性が確認されており、薬物療法と併用する医師が増加しているなか、精神科の臨床で精神分析学を用いた診療スタイルを貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)