内容説明
回復力を育むレジリエンスのレシピ。突然の事故・医療行為・ペットロス・両親の離婚・性被害・災害など子どもの心身に影響を与える様々な出来事。トラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障がい)を理解し、対処するために保護者、援助職がみんなで共有したい情報がこの一冊に集約。
目次
第1章 トラウマとレジリエンス
第2章 感覚への気づきによってレジリエンスを高める―ひたすら練習を繰り返して!
第3章 遊び、アート、詩を使って、レジリエンスを取り戻す
第4章 状況にあわせた対処法―遊園地の乗り物から動物に〓まれたときまで
第5章 年齢と発達段階―健全な育ちを応援することで子どもに自信をつける
第6章 性被害―リスクの軽減と早期発見に向けて
第7章 別れ、離婚、そして死―悲嘆を子どもが乗り越えられるように支える
第8章 地域にゲリラ戦を起こそう―子どもを恐怖から守るために
著者等紹介
ラヴィーン,ピーター[ラヴィーン,ピーター] [Levine,Peter A.]
博士。トラウマ研究において40年近く先駆的な役割を務める。ソマティック・エクスペリエンシング療法を開発し、その普及に貢献した。NASAのスペースシャトル開発ではストレスコンサルタントとしてかかわり、アメリカ心理学会においては大規模災害や民族政治紛争の研究分野で主導的役割を担ってきた。現在はケアがまだ届かない人々にSE療法を広めていくことを使命としている
クライン,マギー[クライン,マギー] [Kline,Maggie]
理学修士、カリフォルニア州公認セラピスト。元スクールサイコロジストで現在はサイコセラピストとして約25年の経歴を持つ。教師や保護者としての経験もある。SE療法と夢、アート、遊びを統合したセッションを行い、大人・カップル・青少年・子どもへのトラウマ予防や治療に従事している。欧米で、SE療法のシニアトレーナーとして専門家たちに教えると同時に、教育者たち向けに子どものためのワークショップもしている。2004年にインド洋で起きた津波のあとにタイに赴き、トラウマを受けた子どもたちにグループ療法をすることで貢献した
浅井咲子[アサイサキコ]
公認心理師、ソマティック・エクスペリエンシング療法プラクティショナー、上級コンサルタント。神経自我統合アプローチ「NIEA」開発者。外務省在外公館派遣員として在英日本国大使館に勤務後、米国ジョン・F・ケネディ大学院カウンセリング心理学修士課程修了。現在、セラピールーム「アート・オブ・セラピー」代表。トラウマ、愛着、解離などによる問題や症状を改善することを実践しながら、多数の講演・講座もしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
ピーター・ラヴィーン[ピーターラヴィーン]
著・文・その他
マギー・クライン[マギークライン]
著・文・その他
浅井咲子[アサイサキコ]
翻訳