内容説明
トラウマケアのバイブル!ジェニーナ・フィッシャー博士の集大成。神経生物学的パーツアプローチにより、解離性同一性障碍や自傷などのハイリスク行為に取り組む。
目次
神経生物学的な名残としてのトラウマ―断片化はどのように起こるのか
パーツを理解する、トラウマを理解する
クライアントとセラピストの役割の変化
「わたしたち」と向き合うために―パーツたちに働きかける
パーツたちと仲良くなる―思いやりの種を蒔く
トラウマ的愛着の複雑さ
自殺願望、自己破壊、摂食障碍、嗜癖のパーツに働きかける
セラピーの難点―解離性症状と障碍
過去を修復する―自分への抱擁
失ったものを取り戻す―幼いパーツたちとのつながりを深める
安全と歓迎―安定型愛着を獲得する
著者等紹介
フィッシャー,ジェニーナ[フィッシャー,ジェニーナ] [Fisher,Janina]
Ph.D。センサリーモーター療法研究所のアシスタント教育ディレクター、国際EMDR学会(EMDRIA)の公認コンサルタント、ベッセル・ヴァン・デア・コークによって設立された診療所および研究所であるトラウマセンターの元講師である。臨床家、著者、プレゼンターとしても知られ、ニューイングランドトラウマと解離協会の会長、ハーバード大学医学部で講師も務めた
浅井咲子[アサイサキコ]
公認心理師。外務省在外公館派遣員としてロンドンにある日本国大使館に勤務する。その後渡米し、カリフォルニア州のジョン・F・ケネディ大学院で、カウンセリング心理学の修士課程(身体心理学専攻)を修了。2008年から個人のセラピールームを私宰している。ソマティック・エクスペリンシング療法の上級グループコンサルタントとして活動する他、内的家族システム療法(IFS)(レベル2修了)、総括的リソースモデル(CRM)などの療法も取り入れ、神経系に働きかけてトラウマによる症状を改善することを目指し、全国各地で講演や講座を実施している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)