目次
陶器の起源
新石器時代における陶器の分布と編年
夏商周時期の主要な製陶工芸技法
秦漢時期における陶器の発展と瓷器の出現
魏晋南北朝時期の陶瓷
隋代陶瓷の普及と向上
唐代陶瓷の輝きと到達点
宋代陶瓷の高峰
遼金西夏陶瓷の民族風格(民族的雰囲気)
新しい道を開いた元代瓷器
明代陶瓷業の斬新な様相
清代陶瓷業の繁栄
著者等紹介
葉〓民[ヨウテツミン]
1924年北京生まれ。字丹楓。北京大学文学院卒業、清華大学美術学院退職教授。幼い頃より父親である陶瓷学者の葉麟趾教授、その後故宮博物院の陳万里、孫瀛洲の両氏より陶瓷史を学ぶ。中国各地の代表的な窯址の現地調査を行うとともに、博物館が所蔵する陶瓷器の鑑定なども行う。1977〜85年には初めて汝窯窯址を発見・認定した。また北京大学ほかで中国陶瓷史、中国書法史などの講義も行い、多くの学生を育てた。2018年1月2日没
出川哲朗[デガワテツロウ]
1951年生まれ。大阪大学基礎工学部物性物理学科卒業後、大阪大学文学部美学科卒業。同大学院修士課程修了。西宮市大谷記念美術館学芸員、大阪市立東洋陶磁美術館学芸員、同学芸課長を経て、2008年より大阪市立東洋陶磁美術館館長。第32回小山冨士夫記念賞(平成23年)受賞
徳留大輔[トクドメダイスケ]
1975年生まれ。九州大学大学院博士後期課程単位取得後退学。博士(比較社会文化)。山口県立萩美術館・浦上記念館学芸員を経て、現在、出光美術館主任学芸員。専門は中国考古学、中国陶磁史
新井崇之[アライタカユキ]
1987年生まれ。明治大学文学部史学地理学科アジア史専攻卒業。同大学院博士課程修了。博士(史学)。中国政府奨学金給費生として、北京大学考古文博学院に留学し、景徳鎮官窯の発掘などに従事。現在、日本学術振興会特別研究員(PD)、筑波大学芸術系特別研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)