詳解 相続法 (第2版)
内容説明
財産法固有の理論への深い洞察をベースにした相続法への新しいアプローチ。相続法秩序を構成する制度を、その背後にある基本的考え方とともに理解できる。令和3年の「民法・不動産登記法等の改正を内容とする法律」と「相続土地国庫帰属法」成立を盛り込んだ最新の内容。779の細かく場合分けされたCASEによって、実務で役立つ法知識が身につく。
目次
相続制度
相続の開始―人の死亡
相続人
相続資格の具体的確定
相続人の不存在
相続財産の包括承継
共同相続と遺産共有
相続分
遺産分割
配偶者の居住の権利(配偶者短期居住権・配偶者居住権)
相続人以外の者による貢献の考慮
遺言
遺贈
遺留分
相続回復請求権
著者等紹介
潮見佳男[シオミヨシオ]
1959年愛媛県西条市生まれ。現在、京都大学大学院法学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
事例で学ぶ相続法の基本書、令和3年改正に完全対応!
2021(令和3)年4月21日に、民法・不動産登記法等の改正を内容とする法律と相続土地国庫帰属法が、成立しました。
この改正の内容を盛り込み、さらに、2018(平成30)年の相続法改正後に生じた理論および実務の展開を反映させた最新版。
財産法(物権法・債権法)としての「相続法」に、理論重視の角度で迫り、779の細かく場合分けされたCASEでその全体像を詳説。
遺産に属する個別の財産の帰属・承継を物権法・債権法固有の論理と結び付けて捉え直す傾向が強まっているなか、そのアプローチの方法を徹底させ、相続法理論を再構築。
実務にも学習にも役立つスタンダード・テキストです。