呼吸による気づきの教え―パーリ原典「アーナーパーナサティ・スッタ」詳解
内容説明
ウィパッサナー瞑想法を修めアメリカ、イギリス、カナダで瞑想指導をした著者によるブッダ直伝の修行法がここに。
目次
第1部 呼吸について(呼吸による気づき;呼吸による16の瞑想法)
第2部 悟りとは何か(ブッダは何を悟ったのか;ブッダは悟りをどう表現したか 四つの聖なる真理/縁起/中道)
第3部 実践の道(悟りの段階と悟りへの道のり;さまざまな修行法;修行を支える人間関係とコミュニティー)
著者等紹介
井上ウィマラ[イノウエウィマラ]
1959年山梨県に生まれる。京都大学文学部哲学科宗教哲学専攻中退。1984年曹洞宗法泉寺にて出家。1987年北九州市世界平和パゴダビルマ僧院にてウ・ウェープッラ師のもとで沙彌出家。1993年トロント市マハーウィハーラ寺院の専属瞑想指導員。1995年イギリス、アマラワティー仏教寺院にて経典研究の指導員、ならびに戒壇設立のためのコーディネーターとセレモニー・マスターを務める。1997年マサチューセッツ州バリー仏教研究所客員研究僧。その後、還俗。1998年マチサューセッツ大学医学部において瞑想に基づいたストレスリダクション・プログラムを特待生として研修後、帰国。帰国後は、朝日カルチャーセンター講師、Be‐Nature School講師、岐阜森林アカデミー非常勤講師、ふじ内科クリニック・チャプレンなどを務めながら、環境教育、野外体験活動、子育て、ターミナルケアをはじめとする教育や医療・福祉の現場に瞑想のエッセンスを手渡す道を模索。2005年東邦大学医学部の有田秀穂教授と呼吸による共感現象についてのEBM的共同研究を開始。高野山大学スピリチュアルケア学科助教授就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)