対訳・注解研究社シェイクスピア選集 ハムレット
著者等紹介
大場建治[オオバケンジ]
1931年7月新潟県村上市に生れる。1960年明治学院大学大学院修士課程(英文学専攻)修了後同大学文学部英文学科に勤務。文学部長、図書館長、学長を歴任し、現在同大学名誉教授
出版社内容情報
「存在することの是非、それが問題として突きつけられている」
""To be or not to be that is the question;""(3幕1場56行より)
――波瀾万丈の復讐劇でありながら、復讐劇の次元を超えて、問題は人間存在の根元へとじわじわと迫っていく。世界演劇史上最高最大の問題劇。
"
初学者から研究者までを対象にし、テキストを原文で楽しみながら日本語訳を参照できる対訳版。図版数点と懇切な注釈・解説を付す。
1884年、坪内逍遥による最初のシェイクスピア翻訳出版から120年。シェイクスピア研究400年の成果を踏まえ、シェイクスピアのテキスト編纂から詳細な注釈、日本語対訳までを総合的に編集した全10作品のシリーズ。
左ページにテキストを、右ページに日本語訳を配置した対訳版なので、テキストを原文で楽しみながら、日本語訳を参照できる。
舞台写真などを含む図版も加え、演劇関係者はもとより、初学者にも原文を楽しむことができるよう工夫されている。また、創作年代・材源に関する解説や、巻末の補注などは研究者・シェイクスピア愛好家にも有益。
著者紹介/著者による他の著作等
大場建治(おおば けんじ) 『研究社シェイクスピア事典』編者ほか多数
図版一覧/凡例/シェイクスピアの詩法/Hamletのテキスト/Hamletの創作年代と材源/略語表/
HAMLET
補注/付録 シェイクスピアのFirst Folio