双書プロブレーマタ ウィーン学団―論理実証主義の起源・現代哲学史への一章
内容説明
形而上学のまどろみを斥け、現代哲学の誕生を準備した論理実証主義。運動を支え、広めた若き哲学者集団の軌跡を追う。
目次
1 ウィーン学団の歴史
2 ウィーン学団の業績(論理主義;経験論;ウィーン学団のその後の発展)
付録 科学的世界把握―ウィーン学団
著者等紹介
クラーフト,ヴィクトル[クラーフト,ヴィクトル] [Kraft,Victor]
1880年7月4日にウィーンで生まれ、1979年に逝去。ウィーン大学で哲学を学び、学位をとった。1950年にウィーン大学の正教授になり、その後オーストリア科学アカデミーの会員にも選ばれている。ウィーン学団のメンバー
寺中平治[テラナカヘイジ]
1938年神奈川県に生まれる。東京教育大学大学院文学研究科博士課程(哲学専攻)中退、現在、聖心女子大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
新しい論理学(フレーゲ)に促され,従来の哲学の革新をめざして集う若き哲学者集団=ウィーン学団の軌跡。現代哲学はこの集団の主張なしには成立しなかった。
【目次】
I ウィーン学団の歴史
II ウィーン学団の業績
第1章 論理主義
第1節 論理学と数学
第2節 言語の論理分析
第2章 経験論
第1節 経験概念の構成体系
第2節 経験的言明の検証原理
第3節 認識可能なものの範囲
付 章 ウィーン学団のその後の発展
第1節 拡 大
第2節 継 続
要 約
付 録 科学的世界把握―ウィーン学団