語る身体のスキャンダル―ドン・ジュアンとオースティンあるいは二言語による誘惑
内容説明
文学、哲学、言語学、精神分析の交差点で誘惑=約束をめぐり展開される。〈語る身体〉のパフォーマンス。
目次
序 約束する動物
1 言語学と言語哲学のあいだで―約束の理論、理論の約束
2 約束の倒錯―ドン・ジュアンと文学のパフォーマンス
3 行為遂行的発言のスキャンダル
4 認識と歓楽 あるいは哲学者のパフォーマンス(精神分析と行為遂行論)
出版社内容情報
「ドン・ジュアン」というスキャンダルの読解を通し、オースティン、ラカン……哲学、精神分析の交差点で「約束」という人間的行為を考察。