内容説明
環境ジャーナリストで受賞歴もあるアンドリュー・レブキンは、科学教育者リサ・メカリーとともに、地球のダイナミックな気候システムや、その中で目まぐるしく変化する天気にまつわる出来事と人類とのかかわりを通して、私たちを知的刺激にあふれた旅に誘い出してくれます。このストーリーは、100の印象的な歴史の出来事から語られています。
目次
紀元前45億6700万年 地球大気の形成
紀元前43億年 水の惑星
紀元前29億年 ピンク色の空と氷河
紀元前27億年 最古の雨痕化石
紀元前24億年から4億2300万年 全球凍結から火災の発生へ
紀元前2億5200万年 灼熱地獄と「大絶滅」
紀元前6600万年 恐竜の絶滅と哺乳類の繁栄
紀元前5600万年 超温暖化した始新世
紀元前3400万年 南極海による地球の寒冷化
紀元前1000万年 チベットの隆起とアジアのモンスーン〔ほか〕
著者等紹介
レブキン,アンドリュー[レブキン,アンドリュー] [Revkin,Andrew]
ピューリッツァー賞を受賞した非営利の報道機関であるプロパブリカ(ProPublica)で、気候と気候関連の問題を専門とするシニアレポーター。30年以上にわたり、科学と環境について北極から赤道にいたるまで、おもにニューヨークタイムズに寄稿しており、グッゲンハイム奨励金とあわせ、科学ジャーナリズムの最高賞のほとんどを受賞
メカリー,リサ[メカリー,リサ] [Mechaley,Lisa]
児童環境リテラシー財団(Children’s Environmental Literacy Foundation)の教育者。中学校の理科教師、ハドソンハイランズ自然博物館の教育ディレクターを経て現職。アンドリュー・レブキンとは結婚して21年
渡部雅浩[ワタナベマサヒロ]
東京大学大気海洋研究所教授。博士(理学)。東東京大学理学系研究科博士課程修了。専門は気象学、気候力学。主な研究テーマは気候変動の物理学、大規模大気循環の力学、気候モデリング。IPCC第6次評価報告書執筆者にも選出される
足立理英子[アダチリエコ]
島根県松江市出身。東京女子大学短期大学部、青山学院大学二部文学部卒業。英語講師、外資系製薬会社の社内翻訳を経て、ニューロサイエンス系共訳本で翻訳者に。科学教材の翻訳などを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)