機械状エロス 日本へのまなざし
内容説明
日本に深く魅了された稀代の思想家による日本社会のスキゾ分析―誰も気づかなかった日本がここにある。田中泯、田原桂一、今井俊満、高松伸、草間彌生…日本の芸術家たちとの出会いと対話は、何をもたらしたのか?田原桂一『顔貌』よりガタリの肖像写真掲載。粉川哲夫の導入的インタビュー、編者の秀逸な解説も。
目次
1 フェリックス・ガタリの日本論(誇らしげな東京;粉川哲夫によるインタビュー―“トランスローカル”をめぐって;舞踏;田中泯との対話―身体の動的編成をめぐって;田原桂一の顔貌機械 ほか)
2 ガタリにとって日本とは何か(情動的転移と日本の現代アート;批判的ノマディズム?―日本におけるフェリックス・ガタリ)
著者等紹介
ガタリ,フェリックス[ガタリ,フェリックス] [Guattari,F´elix]
1930〜1992年。フランスの哲学者・精神分析家。ジル・ドゥルーズとともに『アンチ・オイディプス』『千のプラトー』『哲学とは何か』などの歴史的名著を遺す
ジェノスコ,ギャリー[ジェノスコ,ギャリー] [Genosko,Gary]
カナダ・オンタリオ工科大学社会科学・人文科学教授。ガタリ研究の他、コミュニケーション理論・デジタルメディア研究の領域で多くの業績を挙げている
ヘトリック,ジェイ[ヘトリック,ジェイ] [Hetrick,Jay]
アラブ首長国連邦・シャージャ大学芸術・デザイン学部准教授。アメリカ出身の気鋭のガタリ研究者。M・ラッツァラートの英語圏への紹介者のひとりでもある
杉村昌昭[スギムラマサアキ]
龍谷大学名誉教授。フランス現代思想専攻
村澤真保呂[ムラサワマホロ]
龍谷大学社会学部教授。社会思想史・環境思想専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)