内容説明
インシデントレスポンスにまつわる不安を解消し、リスクを管理するたしかな知識を身に付ける。
目次
第1章 インシデントとは
第2章 CSIRTの基礎知識
第3章 CSIRTの人材と組織
第4章 CSIRTを立ち上げる
第5章 CSIRTを運用する
第6章 CSIRTの運用事例
第7章 CSIRTの発展「xSIRT」の設置
第8章 サイバーセキュリティ対応の課題
著者等紹介
杉浦芳樹[スギウラヨシキ]
NTT‐CERTメンバー。日本シーサート協議会元運営委員(2018年まで)。1998年にJPCERT/CCのメンバーとなって以来、NTTグループCSIRT「NTT‐CERT」の構築や日本シーサート協議会(NCA)の設立など、CSIRTの運用・構築に携わる
萩原健太[ハギハラケンタ]
グローバルセキュリティエキスパート株式会社CSO兼CSRO。日本シーサート協議会副運営委員長・同TRANSITSワークショップ実行委員長・同法制度研究ワーキンググループ主査などを務める。セキュリティ企業にてCSIRTの構築や統括を行い、セキュリティの普及や業界発展のための活動に従事
北條孝佳[ホウジョウタカヨシ]
西村あさひ法律事務所カウンセル弁護士。日本シーサート協議会専門委員。警察庁技官として技術解析やサイバーテロ対策に従事した後、現在は弁護士として企業の危機管理やサイバーセキュリティ対策・対応に携わる
中西晶[ナカニシアキ]
明治大学経営学部教授。日本シーサート協議会専門委員。内閣サイバーセキュリティセンター普及啓発・人材育成専門調査会委員。東京工業大学博士課程修了。博士(学術)。専門分野は、経営心理学・ナレッジマネジメント。高信頼性組織を中心に研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
あらゆる分野の企業にとって、インターネットをはじめとする情報技術がビジネスに不可欠であることは今さら言うまでもないでしょう。一方、マルウェア感染や情報漏えいとった緊急事態(インシデント)に対する備えは、「頭ではわかっているんだけど……」と遅れている組織も少なくないのではないでしょうか? 本書ではそうしたインシデントに対処する「CSIRT」(Computer Security Incident Response Team)を構築することで、組織のリスク管理能力を向上させる方法を解説します。ITへのリソースを十分に割けない組織でもインシデントに対処できるよう、求められる人材や立ち上げのステップ、実際の運用事例の紹介まで丁寧にフォローします。