ACPと切っても切れないお金の話
内容説明
ACPの実践で直面しやすいお金の話をタブー視せず、支援するための必読書。
目次
総論(ACPって何ですか?ALPって何ですか?;エンディングノートからピース、ACP/ALPを考える ほか)
現場で何が起きているか編(病院のリアルACPどころじゃない;制度のリアルALPは契約ありき)
制度編(「死後」に使う‐遺言‐その1 遺言は認知症の配偶者を護るALPの手段;「死後」に使う‐遺言‐その2 遺言があれば愛犬も護れる ほか)
番外編(法律職によるコミュニケーションの実際‐任意後見制度‐その2 3人の子ども誰にも頼りたくない80歳男性の真意)
出版社内容情報
ACPで患者の価値観や選好を汲み上げても、経済・法的な理由から実現できない――。こんな悩みに、豊富な事例をベースに答えます。
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)の考え方と、その実践技術を紹介した「ACP入門 人生会議の始め方ガイド」の姉妹本です。本書は、ACPの実践の中で直面しやすい経済的な課題と、その課題への対応に役立つ制度について分かりやすく解説した上で、法律専門職との協働の進め方を紹介します。「人生の最終段階における患者・利用者にとって医療選択は、たくさんある気がかりのほんの一部でしかありません。加えて、患者・利用者の経済状況を無視してはACPは実践できません」。ACPに取り組み始めた現場スタッフが肌で感じている不都合な真実に真向から挑み、その解決策を提案します。