内容説明
コンサル出身の漫画専門シンクタンク代表が教える、これからの日本の主力輸出産業の全貌。ビジネスパーソンが知っておきたい「教養としての漫画」。いま、漫画業界には、巨大な資本が流れ込んできている。それでも基本を忘れず「いい作品」をつくり続けるために。
目次
序章 うちの会社で『鬼滅の刃』をつくれますか?
第1章 日本のマンガがメガヒットする理由
第2章 漫画編集部に学ぶ新人育成
第3章 漫画雑誌を支えた組織と流通
第4章 漫画雑誌から電子コミックへ
第5章 デジタル化によって変化した制作のあり方
第6章 いまの漫画家が置かれている状況
第7章 ウェブトゥーンという新たな可能性
第8章 IPビジネスとしてのマンガ
第9章 漫画業界に流れ込む巨大マネー
終章 結局『鬼滅の刃』はどうすればつくれますか?
著者等紹介
菊池健[キクチタケシ]
一般社団法人MANGA総合研究所所長/マスケット合同会社代表。1973年東京生まれ。日本大学理工学部機械工学科卒。商社、コンサルティング会社、板前、ITベンチャー等を経て、2010年からNPO法人が運営する「トキワ荘プロジェクト」ディレクター。東京と京都で400人以上の新人漫画家にシェアハウス提供、100人以上の商業誌デビューをサポートし、事業10周年時に勇退した。同時に、京都国際マンガ・アニメフェア初年度事務局、京まふ出張編集部やWebサイト「マンナビ」などを立ち上げた。noteにて毎週日曜日に「マンガ業界Newsまとめ」を発信(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
大ヒット漫画『鬼滅の刃』の経済規模は、2020年で約1兆円と言われている。
日本の漫画は、なぜ、このような成功を収めることができたのか?そのヒントは、「裾野広ければ頂き高し」という言葉だ。日本の漫画業界は、世界で最も多くのクリエイターが、その頂を目指している状態をつくることができている。ではなぜ、そのような創作の好循環をつくることができたのか。また、漫画ビジネスへ新たに参入することはできるのか?本書では、コンサル出身で漫画業界に参入した著者が、ビジネス視点で世界で通用する面白い漫画のつくり方について