解明 カミナリの科学
内容説明
雷現象に関して発生、正体、変化、および避雷をテーマとしながら、周辺の関連話題についてもできるだけ取り上げて解説を試み、雷科学に関する入門書としてまとめた。読み進めるうちに、電気や磁気、放電、気象の現象や避雷法などが容易に理解できるよう、多くの図や表を示しながら平易な言葉で解説。
目次
1章 カミナリの発生(大気循環と雷分布;雷発生の三大要素 ほか)
2章 カミナリの正体(電圧と電流;雷雲の電気 ほか)
3章 カミナリの変化(稲妻の途切れ;電波と光の発生 ほか)
4章 カミナリからの避難(人体の電気(電気回路)
体内への雷電流が危険 ほか)
著者等紹介
岡野大祐[オカノダイスケ]
1984年九州大学大学院総合理工学研究科博士後期課程単位取得退学。1987年工学博士(九州大学)。現在、東海大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
雷は身近にあり、われわれの生活環境に多くの影響を及ぼす存在でありながら、意外とその正体は知られていない。また、最近ではサーバ・モデムなどへの落雷に起因する、IT環境への雷害も重大なものとして取り沙汰されている。本書は、雷発生の基本的な原理とその物理的な背景、具体的な雷の種類とその特徴、雷が人体に与える影響、雷害対策をわかりやすく解説する読み物。