内容説明
新人・プリセプター・リーダー必読!信頼関係が生まれて看護がうまくいく!
目次
1章 患者さんと「話すとき、聞くとき」のキホン
2章 患者さんを「ケアするとき」のキホン
3章 うまくコミュニケーションが取れないとき
4章 認知症がある患者さんとのコミュニケーション
5章 患者さんのご家族とのコミュニケーション
6章 先輩ナースや医師、他職種とのコミュニケーション
著者等紹介
鈴木みずえ[スズキミズエ]
浜松医科大学臨床看護学講座教授。1992年筑波大学大学院医科学研究科医科学専攻修士課程修了、1996年同大学院医学研究科環境生態系専攻博士課程修了、2016年浜松医科大学臨床看護学講座教授。高齢者ケアの質向上のための研究に従事。2015年度日本老年看護学会研究論文優秀賞受賞、2016年度日本早期認知症学会論文賞受賞、2021年10月日本転倒予防学会最優秀論文賞受賞
吉村浩美[ヨシムラヒロミ]
公益社団法人日本看護協会看護研修学校校長、神戸研修センター長。1981年浜松市立看護専門学校卒業、2014年浜松医科大学医学系研究科修士課程修了。聖隷浜松病院、聖隷三方原病院看護部長、浜名湖エデンの園副園長を経て、2019年より日本看護協会看護研修学校長、2024年より日本看護協会神戸研修センター長併任
赤井信太郎[アカイシンタロウ]
日本赤十字社長浜赤十字病院精神科病棟看護師長兼産業カウンセラー。1987年日本赤十字社長浜赤十字病院精神科病棟に勤務、2003年同院整形外科病棟看護師長、2011年院内フリーの看護師長兼認知症看護認定看護師として活動、2015年同院地域包括ケア病棟看護師長、2018年院内フリーの看護師長兼認知症看護認定看護師として活動、2022年より現在の職に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
看護実践をするなかで、コミュニケーションは大事な看護技術のひとつです。
本書では、患者さん、そのご家族、医師、他職種の人たちとのコミュニケーションについて、
イラストを使って実践に役立つようにわかりやすく解説しています。
現役看護師さんが、コミュニケーションに関して日ごろ工夫していること、
気をつけていることなどといった、経験に基づいた情報も満載です。
本書「はじめに」より抜粋
(鈴木みずえ、吉村浩美、赤井信太郎)
本書では、先輩ナースたちの実例を通じて、現場で実際に役立つ看護コミュニケーションの技術や考え方を学びます。先輩ナースの経験から得られる具体的な事例は、私たちが直面するさまざまな課題に対する解決策を示してくれることでしょう。
先輩ナースの知恵を借りながら、よりよい看護実践や多職種連携を実現するためのコミュニケーションスキルを磨いていきましょう。
明日の看護実践が一層充実したものになることを期待しています。(鈴木みずえ)
人と人をつなぐ基本はコミュニケーションですし、看護においても重要な技術だと思います。言葉だけでなく、表情や態度から信頼関係を結ぶ、はじめの一歩と言えるでしょう。
コミュニケーションから得るちょっとした情報が、回復過程の滞りに気づいたり、気持ちに寄り添うことで意欲を支えたりするのではないかと思います。そのような意味からも、コミュニケーションというのは、看護実践そのものを支えるものではないかと思っています。(吉村浩美)
この本は、ご高齢の方や認知症がある方とのコミュニケーションの取り方の内容が多く書いてあります。その理由は、看護師と患者さん、お互いの世代間ギャップが大きいため、伝わり方に一番誤解が生じやすいからです。ですから、この本を制すれば、患者さんとのコミュニケーションでの悩みの多くが解決すると思います。
どうぞ、楽しみながら先輩看護師の経験談を読み、明日の看護実践にご利用ください。(赤井信太郎)