自宅でない在宅 - 高齢者の生活空間論
出版社内容情報
《内容》 個室化,ユニットケア,グループホーム……。これらの制度的変化は,高齢者領域のみならず,あらゆるケア領域を揺るがす大規模な「ケアのパラダイム変換」を招くだろう。それはケア提供者に何をもらたすのか。「施設か在宅か」という硬直した二分法を切り裂いた著者の,まったく新しい空間的ケア論。
《目次》
プロローグ
I 地域と施設の生活の「落差」
1 3つの苦難
2 さまざまな落差
II 落差を埋めるための「思考」
1 個人的領域の形成
2 実証的「個室批判」批判
3 中間領域の重要性
III 落差を埋めるための「実践」
1 ユニットケア
2 グループホーム
3 協働生活型高齢者居住
エピローグ
インタビュー
参考文献
写真提供者一覧
追悼 あとがきに代えて(三浦 研)