思春期・青年期臨床心理学
内容説明
本書は、人間発達の中でも最も波乱に満ちた時代とされる思春期・青年期に焦点づけてテーマの選定を行った。ただし、臨床心理学の諸理論を網羅するのが目的ではなく、思春期・青年期の発達を概説するものでもない。臨床心理学と発達心理学、双方の視点を含み込みつつも、心理臨床的な観点から思春期・青年期を考えることを主たる課題と考えている。
目次
第1部 自己と他者をめぐって(思春期・青年期の意味;大人になることの難しさ;自己との出会いとゆらぎ ほか)
第2部 思春期・青年期の心の諸相(不登校;性・ジェンダー;ひきこもりの過去と現在 ほか)
第3部 思春期・青年期の心理臨床(思春期・青年期の心理臨床―男性の場合;思春期・青年期の心理臨床―女性の場合;ひとは十代をどう通過するか―臨床の場から考える青年期)
著者等紹介
伊藤美奈子[イトウミナコ]
1960年大阪府に生まれる。1995年京都大学大学院教育学研究科博士課程修了。慶應義塾大学教職課程センター教授。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)