内容説明
高校から大学初年度レベルの物理学を例題形式て学ぶ。地球温暖化、超音波、GPS、重力波など身のまわりの現象や実社会のテーマを物理法則を使って理解。式を解くだけでなく、数値計算手法も紹介。
目次
6 原子・原子核を中心とした問題(原子・原子核分野の基本;温暖化のメカニズム;ミリカンの実験;アストンの質量分析器;光は波か、粒子か;ボーアモデの歴史的検討;中性子の発見;超音波の粒子性;ラウエ斑点)
7 相対性理論を中心とした問題(相対性理論の基本;ローレンツ変換;浦島効果とGPS衛星電彼の補正;質量とエネルギーの等価性;マクスウェル方程式とローレンツ不変性;等価原理と局所慣性系;重力波;ブラックホール;膨張する宇宙)
8 発展問題2(スカイツリーでの重力;原子核の放射性崩壊1:贋作絵画の鑑定;原子核の放射性崩壊2:崩壊する原子核の個数計算)
付録C シミュレーションの技法(解析的手法と数値的手法の違い;微分するプログラム、積分するプログラム;微分方程式を解くプログラム;単振動のプログラム例)
付録D 発展的な参考文献
著者等紹介
真貝寿明[シンカイヒサアキ]
大阪工業大学情報科学部教授。1995年早稲田大学大学院修了。博士(理学)。早稲田大学理工学部助手、ワシントン大学(米国セントルイス)博士研究員、ペンシルバニア州立大学客員研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、理化学研究所基礎科学特別研究員などを経て、現職
林正人[ハヤシマサヒト]
大阪工業大学工学部教授。1987年京都大学大学院修了。理学博士。カールスルーエ大学(ドイツ)客員研究員、京都大学基礎物理学研究所研究員(日本学術振興会特別研究員)、トリエステ国際理論物理学研究センター(イタリア)客員研究員、基礎物理学研究所非常勤講師などを経て、現職
鳥居隆[トリイタカシ]
大阪工業大学ロボティクス&デザイン工学部教授。1996年早稲田大学大学院修了。博士(理学)。東京工業大学客員研究員(日本学術振興会特別研究員)、東京大学ビッグバン宇宙国際研究センター機関研究員、ニューカッスル・アポン・タイン大学客員研究員、早稲田大学理工学総合研究所講師などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)