内容説明
アブラムシ、ハダニ、灰色かび病、黒星病…どうすれば防げるか、発生したらどうするか。12か月の作業を徹底ナビ!
目次
1 病気と害虫の基本(病気や害虫はどうして発生するの?;病気や害虫にはライフサイクルがある;もっと知りたい!発生には3つの要因がある ほか)
2 12か月栽培ナビ(病気と害虫警戒カレンダー;1月;2月 ほか)
3 薬剤を上手に使うために(薬剤散布はタイミングが重要;そもそも薬剤(農薬)ってどんなもの?
薬剤の種類 ほか)
著者等紹介
草間祐輔[クサマユウスケ]
1960年、長野県松本市生まれ。千葉大学園芸学部卒業。園芸研究家。千葉大学園芸学部非常勤講師。ロサンゼルス郊外のガーデンセンターに勤務したのち、家庭園芸用薬品・肥料を製造販売する住友化学園芸に在職。家庭園芸での薬剤の使い方について研鑽を積み、講習会などで広く実践的な指導を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
防ぐ・見つける・対処する。病害虫から植物を守るための、毎月の作業がすぐにわかる。
病気と害虫から植物を守るための作業を初心者にもわかりやすく紹介。病害虫対策のポイントは、発生前の予防と発生後の早期発見。「今、何を行えば、どんな病害虫を予防できるか」「病害虫を見つけるために、今、どこを見るべきか」を年間を通じて、月ごとの作業として丁寧に解説する。発生しやすい病害虫をまとめた図鑑や、薬剤を安全に使用するための基礎知識、防除に役立つコラムも収録。家庭園芸でよく悩まされる病害虫の対策はこの一冊で万全。好評の「栽培ナビ」「栽培ナビNEO」に続く作業をテーマにしたシリーズ。
【内容】
●病気と害虫 予防と対処
・病気や害虫はどうして発生するの?
・病気と害虫にはライフサイクルがある
・なにより早期発見が大切
・病気や害虫を見つけたら即対処
・探してみよう 病気と害虫図鑑
●12か月栽培ナビ
・病気と害虫 警戒カレンダー
・1〜12月の予防/対処作業
1月:戸外の越冬害虫を捕殺して春の被害を予防
イラガ、チャドクガなど
2月:長い冬を過ごしてきた室内の植物の健康を維持する
モモアカアブラムシ、ナメクジなど
3月:越冬病害虫をシーズン前の春一番にたたく
黒星病、アブラムシ類など
4月:今ならまん延を防げる。発生をしっかり把握しよう
ヘリグロテントウノミハムシ、うどんこ病など
・薬剤散布の方法
5月:油断するといつの間にか病気や害虫がふえる時期
ハバチ類、赤星病など
6月:1年間で最も病害虫に警戒が必要な時期
ケムシ類、ハバチ類、黒星病など
7月:気候が劇的に変わるので、予防は環境対策も忘れずに
ハダニ類、炭そ病など
8月:植物は夏バテ気味。猛暑が病気や害虫の発生に拍車をかける
コガネムシ類、すす病など
9月:特徴的な症状や被害を見逃さずにまん延予防
ヨトウガ、うどんこ病など
10月:秋の長雨に要注意。病気の発生に油断しない
カミキリムシ類、黒星病など
11月:温暖化で病害虫はまだ活動中。戸外では年内最終の確認を
灰色かび病、カイガラムシ類など
12月:病気や害虫の越冬場所に目を向ける
黒星病、コナカイガラムシ類など
●薬剤を上手に使うために
・薬剤散布はタイミングが重要
・そもそも薬剤(農薬)ってどんなもの?
・薬剤の種類
・薬剤の選び方
・薬剤表
・植物名索引