商品分类

うき世と浮世絵
商品图片有可能与实物不同,请务必详细阅读商品说明内容。

价格: 3520163.33
代购手续费: 106

数量:
限购10件

内容説明

定説の向こうがわ、浮世絵の「リアル」。「うき世」の語の意味、絵師たちの意識など、素通りされてきた問いから、現代のサブカルチャーにも通じるジャンルの生命力の核に迫る。



目次

はじめに―二十一世紀の新たな浮世絵観へ向けて
1 浮世絵の再検討
2 「浮世」という、ことば
3 「浮世絵」誕生の軌跡
4 浮世絵誕生以降
5 浮世絵観の再構築
6 「絵師」再見



著者等紹介

内藤正人[ナイトウマサト]
1963年愛知県名古屋市に生まれる。1988年慶應義塾大学大学院修士課程修了。出光美術館主任学芸員を経て、慶應義塾大学文学部教授、博士(美学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)



出版社内容情報

「うき世の絵」とは、何を示す語であったのか。誕生の現場に遡り、新しい浮世絵観を打ち立てる試み。春画,新発見の肉筆画など,浮世絵の意外な姿が注目を集めている.そもそも「浮世絵」とは何であり,絵師とはどんな者たちだったのか.錦絵中心の作家・作品論や,「憂き世=仏教的諦念」説のむこうに,今日のサブカルにも通じるジャンルの生命力を見る,新しい浮世絵観を打ち立てる試み.

はじめに 二一世紀の新たな浮世絵観へ向けて

1 浮世絵の再検討

 浮世絵とは何か?/浮世絵と風俗画/日本の風俗画/江戸絵画における浮世絵の扱われ方/狩野派絵師,守篤の『画荃』/『古画備考』にみる絵師分類/遊女歌舞伎の人気から生まれた、立ち美人図/再び,浮世絵という言葉の定義



2 「浮世」という、ことば

 「うきよ」の登場 漢語の用例/仏教語としての「うきよ」/仏教語辞典の「うきよ」/日本古代の史料における「うきよ」/中世鎌倉期の「うきよ」/中世室町期の「うきよ」/狂言とも通じる室町の浮世観,そして桃山へ



3 「浮世絵」誕生の軌跡

 江戸初期の「うきよ」――『可笑記』と『浮世物語』/江戸期の「浮世」関連用語――当世か、好色か/浮世概念と浮世絵・浮世草子



4 浮世絵誕生以降

 浮世絵の語が意味するもの/浮世絵師の出現/小説挿絵なるものの価値/居初つなと,宮崎友禅/「日本絵師」の誕生/岩佐又兵衛,浮世絵元祖説/『江戸名所屏風絵』と又兵衛、師宣/「浮世絵師」を避けることの意味/日本絵師の終焉/最後に,浮世画工と本絵師/付録 浮世絵と思想



5 浮世絵観の再構築

浮世絵史の多元性/近代文学と浮世絵



6 「絵師」再見

 絵師の遺伝子/浮世絵とサブカルチャーの蜜月/付論,浮世絵と教科書



Images of the Floating World

Masato NAITO

内藤 正人[ナイトウ マサト]
内藤 正人
内藤正人:慶應義塾大学文学部教授