林業遺産―保全と活用にむけて
目次
林業遺産とは何か
第1部 林業遺産の概要(林業遺産の分類と価値;林業史からみた林業遺産;林業遺産の分布状況;林業遺産における森林博物館の意義)
第2部 林業遺産の保全と活用(北海道の林業遺産の特長と活用;屋久島の林業遺産と文化・歴史的価値の変遷;森林鉄道の現況と保存の諸形態;森林鉄道を活用した地域振興;越前オウレン栽培技術の文化的価値 ほか)
持続的な林業遺産の保全と活用を目指して
著者等紹介
柴崎茂光[シバサキシゲミツ]
1972年埼玉県に生れる。2002年東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程中退。現在、東京大学大学院農学生命科学研究科准教授、博士(農学)。専門は林政学、民俗学
八巻一成[ヤマキカズシゲ]
1966年茨城県に生れる。1988年筑波大学第三学群社会工学類卒。現在、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所環境計画研究室室長。博士(農学)。専門は地域資源管理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
林業の衰退が叫ばれるなか、森林鉄道、景観、古文書、栽培技術などの多彩な遺構に価値を見出し新たな光をあてる林業遺産。その現状を調査しつつ自然と地域社会とのかかわりや歴史を読み解き、保全や地域活性化に活かす方途を探る。