雲の物理とエアロゾル―物理と化学の基礎から学ぶ
目次
第1部 エアロゾルの力学(雲とエアロゾルの重要性と特性;大気の組成と構造;熱力学の第一法則と大気への応用;気体とエアロゾルの拡散;エアロゾルの粒径分布)
第2部 エアロゾルの物理と化学(鉱物ダスト・海塩粒子・生物起源粒子;エアロゾルの熱力学;凝縮・凝集による粒子成長;粒子の核生成;エアロゾルの化学)
第3部 雲の物理(雲と降水の形成;水雲粒子の核生成;水雲粒子の成長と降水粒子の生成;氷雲粒子の核生成;氷雲の成長と降水;エアロゾルの除去)
著者等紹介
近藤豊[コンドウユタカ]
東京大学名誉教授・国立極地研究所特任教授。1949年生れ/1977年東京大学理学博士/名古屋大学教授を経て、2000年東京大学先端科学技術研究センター教授/2011年東京大学大学院理学系研究科教授/2015年より現職、受賞:アメリカ地球物理学連合(AGU)フェロー、紫綬褒章、東レ科学技術賞、日本学士院賞
小池真[コイケマコト]
東京大学大学院理学系研究科准教授。1962年生まれ/1990年東京大学理学博士/名古屋大学助手、助教授などを経て2009年より現職、受賞:日本気象学会山本賞、日本気象学会堀内賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
地球の気候・環境に重要な役割を果たしている大気エアロゾルと雲。本書はエアロゾルと雲・降水粒子を、両者に共通した生成・変容過程に注目しつつ物理と化学の基礎から説き起こす。初学者がエアロゾルと雲の重要な諸過程を体系的に理解できる本格的な解説書である。