新しい量子化学―電子構造の理論入門〈上〉
目次
1 数学の準備(線形代数;直交関数、固有関数、演算子;変分法)
2 多電子波動関数と演算子(電子状態;軌道、Slater行列式、基底関数;演算子と行列要素;第2量子化;スピン対称性を満足する配置)
3 Hartree‐Fock近似(Hartree‐Fock方程式;Hartree‐Fock方程式の導出;Hartree‐Fock方程式の解の解釈;制限つき閉殻Hartree‐Fock法:Roothaan方程式;H2とHeH+のモデル計算;多原子系の基底関数系;閉殻Hartree‐Fock計算の例;非制限開殻Hartree‐Fock法:Pople‐Nesbetの方程式)
出版社内容情報
今日,分子の電子構造の分子軌道法的計算は化学や物理学のみでなく,化学工学,薬学,生物学,天文学,物質科学等の各分野で広く使われている.本書はその理論を初等的レベルから始めて要領よく正確にまとめ,演習問題を付して解説した良書.教科書として好適.(上)1.数学の準備 2.多電子波動関数と演算子 3.Hartree‐Fock近似 付録 問題略解 上巻索引(下)4.配置間相互作用 5.電子対および結合電子対理論 6.多体摂動論 7.1粒子多体Green関数 問題略解 上下巻索引