内容説明
推しグッズに限定グッズ、発売前から人気の新商品―需要が供給を上回ると見れば、品目を問わず大量に買占めては高額で売り飛ばす。それが「転売ヤー」だ。現代社会の新たな病理となりつつある彼らは、いったいどれぐらいの利益を得ているのか。グループのリーダー、日本で“仕入れ”母国で売り捌く中国人、個人で稼ぐ日本人など、あらゆる手口でひと儲けを狙う転売ヤーたちに密着、驚愕のカラクリをレポートする。
目次
第1章 ポケモンカード―1枚の紙切れが価値を持つ時
第2章 PS5―転売ヤーSくんの誕生
第3章 羽生結弦グッズ―「ファン心理」は格好の餌食
第4章 ディズニーグッズ転売集団―体力勝負の「仕入れ日」密着
第5章 クリスマスに現れる「転売サンタクロース」―転売ヤーSくんのその後1
第6章 デパート外商を転売スキーム化―高級酒でロレックスを買う
第7章 中国SNS転売事情―インフルエンサーと転売ヤーの狭間
第8章 バザー行脚で転売品を掘り出せ―転売ヤーSくんのその後2
第9章 格安スマホ転売ブーム―法改正と転売ヤーたちのいたちごっこ
第10章 クレジットカード・電子マネー―不正利用が転売の原資に
第11章 プレミアム付商品券で買いあさる―転売ヤーSくんのその後3
著者等紹介
奥窪優木[オククボユウキ]
1980年、愛媛県松山市生まれ。フリーライター。上智大学経済学部卒業後に渡米。ニューヨーク市立大学を中退、現地邦字紙記者に。中国在住を経て帰国し、日本の裏社会事情や転売ヤー組織を取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
推しグッズに限定グッズ、発売前から人気の新商品――需要が供給を上回ると見れば、品目を問わず大量に買占めては高額で売り飛ばす。それが「転売ヤー」だ。現代社会の新たな病理となりつつある彼らは、いったいどれぐらいの利益を得ているのか。グループのリーダー、日本で“仕入れ”母国で売り捌く中国人、個人で稼ぐ日本人など、あらゆる手口でひと儲けを狙う転売ヤーたちに密着、驚愕のカラクリをレポートする。