キリスト教美術をたのしむ 旧約聖書篇
内容説明
中世の美術には、誰もが知る物語の、見たこともないイメージがいっぱい!図版300点以上掲載!
目次
天地創造からアダムとエバまで(のどかな始まり―天地創造;魂のかたち―人間の創造 ほか)
殺人、箱舟、バベルの塔(人類初の殺人―カインとアベル1;血の叫び―カインとアベル2 ほか)
アブラハムとその子ら(アブラハムの妻たち―アブラハム1;イサクの犠牲―アブラハム2 ほか)
モーセとイスラエルの王たち(角の生えたモーセ―モーセの生涯1;燃える柴―モーセの生涯2 ほか)
義人と預言者、ヒロイン群像(魂の叫び―ヨブ;夢占いと獅子の穴―ダニエル ほか)
著者等紹介
金沢百枝[カナザワモモエ]
美術史家。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京都生まれ。インドで育ち、英国で教育を受けた後、東京大学大学院理学系研究科及び総合文化研究科にて博士号取得(理学・学術)。多摩美術大学美術学部芸術学科教授、アートとデザインの人類学研究所員。著書に『ロマネスクの宇宙 ジローナの“天地創造の刺繍布”を読む』(島田謹二記念学藝賞)、『ロマネスク美術革命』(サントリー学芸賞)、共著に『イタリア古寺巡礼 ミラノ→ヴェネツィア』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
誰もが知る物語の、見たこともないイメージがいっぱい! 天地創造、アダムとエバ、ノアの箱舟やバベルの塔は、古来どのように描かれてきたのか――。キリスト教美術の黎明期、中世ヨーロッパの壁画・彫刻・写本などを中心に、表現がパターン化する以前の、早春のようにあかるくのびやかな図像の数々をご紹介。ユダヤ教、イスラーム教の作例も織り交ぜ、図版300点以上掲載。