内容説明
三多摩とは、東京都の、23区と島嶼部を除く市町村部分のこと。その一つ、三鷹市出身の著者はふと思う。「三多摩に関心が無さ過ぎた!」とにかくこの目で見てみようと地元から奥多摩、さらには相模湖(!?)まで、縦横無尽に歩いて、食べて、また歩いているうちに、蘇ってきたのは幾つもの懐かしい記憶だった―。『孤独のグルメ』の原点がここに!?人気漫画原作者が綴る、町歩き&自伝的エッセイ。
目次
ドブ川を上って
崖線の路を
武蔵五日市の温泉
府中街道を、多摩川へ南下す
武蔵小金井の幼なじみの店
自転車漕いで、プールに行く
近所でクワガタを捕った頃
八王子から高尾、盲腸から天皇へ
西の要、高尾山
田無五芒星クロスロード
高幡不動のただえもん
青梅線に沿って青梅を歩く
近くの井の頭自然文化園
尾根と戦車とアウトレット
三多摩の最南端に向かう
狭山丘陵を多摩湖へ
相模湖のダムとモーターボート
第四の多摩を歩く
三多摩原人の実家観察
奥多摩電車散歩
昭和記念公園の秋
秋の丘陵動物
先生の住んでいた小平を歩く
三多摩の山奥の宿で
著者等紹介
久住昌之[クスミマサユキ]
1958年東京都三鷹市生まれ。美学校で赤瀬川原平に師事する。81年和泉晴紀とのコンビ「泉昌之」の『夜行』でマンガ家デビュー。99年実弟・久住卓也とのユニットQ.B.B.作の『中学生日記』で第45回文藝春秋漫画賞を受賞。谷口ジローとの共著『孤独のグルメ』はフランス、イタリア等10ヶ国で翻訳出版され、2012年テレビドラマ化。11年水沢悦子との共著『花のズボラ飯』は「このマンガがすごい!2012」オンナ編1位となる。19年『大根はエライ』で第24回日本絵本賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
『孤独のグルメ』の原点がここに!? 人気漫画原作者が地元・三多摩を歩いて、食べて、見て、思い出す──。初の自伝的エッセイ!