内容説明
銀行、不動産、相続などでいきなりあなたの人生にトラブル多発の法定後見制度が関わってくる!終活準備の必読書。
目次
第1章 成年後見制度とはどのような制度か
第2章 本当にあった後見人トラブル実例
第3章 「成年後見制度を使わなければいけない」は嘘
第4章 成年後見制度を使わずに、銀行とやり取りする方法
第5章 成年後見制度を使わずに相続する方法
第6章 成年後見制度を使わずに不動産取引ができました!
第7章 任意後見を結んで自分の財産は自分で守る!―後見の杜以外では教えない任意後見7つの重要ポイント
第8章 すでに任意後見契約を結んでいる方へのアドバイス
第9章 成年後見制度を利用している人たちの思い―後見する側ではなく、後見される側からの提言
著者等紹介
宮内康二[ミヤウチコウジ]
昭和46年生まれ。早稲田大学卒業、南カリフォルニア大学ジェロントロジー(老人学)大学院修了、ニッセイ基礎研究所研究員、東京大学教員を経て現在は後見制度についての諸相談を請け負う「後見の杜」を主宰。ニュース番組で後見問題について多数コメント(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
あなたは「成年後見制度」という言葉を聞いたことがありますか? もしくは今その制度の利用を勧められていますか?
成年後見制度について、何も調べずに言われるがままに利用してしまうと、もう戻れなくなります。
なぜなら、被後見人が亡くなるまでその制度は外せないからです。
この制度の問題点は年々明るみになっており、2023年12月20日発売ビックコミックオリジナル(1月5日号)(小学館)では、著者の宮内康二氏が取材協力した後見制度の問題を取り上げた漫画連載が開始されたほどです(『れむ a stray cat』)。
「自分の財産を公的な制度管理の元お願いしたい」「親の銀行口座を扱う際につけるように言われた」「ケアマネージャーからつけるように言われた」…など、あらゆる理由でこの成年後見制度に興味を持ったり、利用したりする人が年々増えています。
しかし、よく調べないで安易に後見人をつけてしまったことで、トラブルにあう人たちが増えており、これからも増加することが予想されます。なぜなら、現在の成年後見制度使用割合率が少なく、その対策として成年後見制度の改正がなされており、団塊の世代の高齢化に伴い成年後見制度を各所で推進するように改正されるからです。
本書は後見制度の問題に取り組む「後見の杜」の主催者宮内康二氏が後見の杜に寄せられた事例をもとに、後見制度の問題点を明るみにするだけではなく、後見制度を用いなくてもいい方法を解説します。