内容説明
自傷行為、自殺企図、対人依存、うつ、過食…周囲を振り回してしまう「心」の問題にどう向き合い、克服するか?症状を改善する上で最も大切な、周囲の接し方をはじめとした回復への道筋を、最前線で治療を続ける医師が最新の知見を踏まえ明快に解説。
目次
第1章 どうして境界性パーソナリティ障害になってしまったのか(そもそも「境界性パーソナリティ障害」とは何ですか?;ケースでみる境界性パーソナリティ障害;「境界性パーソナリティ障害」チェックシート ほか)
第2章 境界性パーソナリティ障害の人を支えるために(接し方、支え方のポイントは「安全基地」になること;同じスタンスで向かい続けることで「安心感」を与える;傷つける言葉や挑発を真に受けない ほか)
第3章 境界性パーソナリティ障害は回復する(ほとんどの境界性パーソナリティ障害は治すことができる;リフレクティブ・ファンクションを高めていくことが大切;自己否定と二分法的認知を克服するための考え方 ほか)
著者等紹介
岡田尊司[オカダタカシ]
1960年、香川県生まれ。精神科医、医学博士。東京大学哲学科中退。京都大学医学部卒。同大学院医学研究科修了。現在、京都医療少年院勤務、山形大学客員教授。パーソナリティ障害治療の最前線に立ち、臨床医として若者の心の危機に向かい合う。小説家・小笠原慧としても活動し、作品に横溝正史ミステリ大賞を受賞した『DZ』(角川文庫)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
境界性パーソナリティ障害は治る!臨床の最前線で活躍する気鋭の医師が接し方から治療法まで最新の知見を踏まえわかりやすく解説!自傷行為、自殺企図、対人依存、うつ、過食……周囲を振り回してしまう「心」の問題にどう向き合い、克服するか?
症状を改善する上で最も大切な、周囲の接し方をはじめとした回復への道筋を、最前線で治療を続ける医師が最新の知見を踏まえ明快に解説!
[本書の内容から]
第1章――どうして境界性パーソナリティ障害になってしまったのか
●そもそも「境界性パーソナリティ障害」とは何ですか?
●境界性パーソナリティ障害の「母親」の「2つのタイプ」
●女性の方が重症なのはホルモンのせい?
●他の精神疾患を併発することも多い
第2章――境界性パーソナリティ障害の人を支えるために
●接し方、支え方のポイントは「安全基地」になること
●周囲が巻き込まれずコントロールされないためのコツ
●「答え」ではなく、「解決の技術」を教える
●「自殺企図」や「自傷行為」にはどう対応したらよいですか?
第3章――境界性パーソナリティ障害は回復する
●ほとんどの境界性パーソナリティ障害は治すことができる
●幸せは「理想の自分」とは違うところにあることを理解する
●回復の兆候は「小さな喜び」と「感謝」にある
●小さな子どもを育て直すと考えよう
岡田 尊司[オカダ タカシ]
著・文・その他