好きになる分子生物学―分子からみた生命のスケッチ
内容説明
酵素の働きから、DNA複製のしくみ、遺伝子治療まで。複雑な分子生物学の世界を、ユニークなイラストで明快に解説。
目次
第1部 タンパク質の分子生物学(細胞という劇場;タンパク質の姿;タンパク質の働きぶり;呼吸の物語;情報伝達の物語;情報伝達の異常としての病気)
第2部 遺伝子の分子生物学(DNAの姿;DNAを複製する;遺伝子からタンパク質へ;遺伝子を編集する;遺伝子の読み取りの調節;発生の分子生物学;遺伝子の分子生物学と医療との接点;がんの分子生物学)
著者等紹介
多田富雄[タダトミオ]
1934年茨城県結城市生まれ。千葉大学医学部卒業。千葉大学教授、東京大学教授、東京理科大学生命科学研究所所長を歴任、東京大学名誉教授。71年免疫応答を調整するサプレッサーT細胞を発見、野口英世記念医学賞、ベーリング賞、朝日賞などを受賞。84年文化功労者。著書に『免疫の意味論』(青土社、第20回大仏次郎賞)、『生命の意味論』(新潮社)、『独酌余滴』(朝日新聞社、第48回日本エッセイスト・クラブ賞)など多数。能楽にも造詣が深く、新作能の作者としても知られる
萩原清文[ハギワラキヨフミ]
1971年東京都生まれ。95年東京大学医学部卒業。2001年東京大学大学院医学系研究科修了。医学博士。現在は日本赤十字社医療センターアレルギー・膠原病科(医局員)
出版社内容情報
萩原 清文[ハギワラ キヨフミ]
著・文・その他
多田 富雄[タダ トミオ]
監修