内容説明
包囲網を敷くアメリカ、帝国主義化する中国、新冷戦のはざまで世界のマネーは日本を目指す!半導体、脱炭素、鉄鋼、EV…次なる巨大市場を一気に読み解く!
目次
1 バイデン政権が目指す世界―5大施政方針から読み解く
2 終わらない中国の覇権主義―毛沢東を標榜する習近平
3 脱炭素社会に舵を切った世界―段階的に見直しが必要なエネルギーミックス
4 半導体戦争の行方―日の丸半導体が復活する
5 日本経済が復活するこれだけの理由―世界が日本を見倣う時代が来た!
6 『会社四季報2021年夏号』から株式市場を展望する
著者等紹介
ユルマズ,エミン[ユルマズ,エミン] [Yurumazu,Emin]
エコノミスト。為替ストラテジスト。トルコ・イスタンブール出身。16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンに。1997年に日本に留学。1年後に東京大学理科一類に合格、2004年に東京大学工学部を卒業。2006年に同大学新領域創成科学研究科修士課程を修了し、生命科学修士を取得。2006年野村證券に入社。投資銀行部門、機関投資家営業部門に携わった後、2016年に複眼経済塾の取締役・塾頭に就任。地政学から導き出す経済予測が経営者、投資家を中心に好評で、テレビ出演や、金融・経済誌への寄稿も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
包囲網を敷く米国、帝国主義化する中国、なぜグローバル投資家は日本を選ぶのか?
米国は「アメリカ is バック」を掲げ、対中包囲網の強化を進めている。
一方中国は共産党建党100周年を迎え、ますます右傾化の道を歩んでいる。
本書では、新進気鋭のエコノミストが「混沌の2021年」を地政学から考察し「したたかな投資戦略」を導き出す。
新たな米中の覇権争いのテーマとなる半導体、脱炭素、鉄鋼、EVなど次なる巨大市場を徹底解説する。
旧冷戦終結で低迷した日本経済は、新冷戦開始で大復活を遂げるのだ。「アメリカ is バック」の先にある「ジャパン is カムバック」のシナリオを描く!
・目次
Phase1 バイデン政権が目指す世界 5大施政方針から読み解く
Phase2 終わらない中国の覇権主義 毛沢東を標榜する習近平
Phase3 脱炭素社会に舵を切った世界 段階的に見直しが必要なエネルギーミックス
Phase4 半導体戦争の行方 日の丸半導体が復活する
Phase5 日本経済が復活するこれだけの理由 世界が日本を見倣う時代が来た!
Phase6 『会社四季報2021年夏号』から株式市場を展望する
(はじめにより)
新しい世界はアメリカと中国の激しい覇権争いの舞台になるが、世界の平和と秩序を守るために日本が大きな役割を果たすことになる。
日本の人気がますます高まり、世界の富と頭脳が日本に集まり、日本はアジアの金融・貿易ハブとして栄える。
これらは私の希望的観測ではなく、夢物語でもない。しっかりとしたロジックとデータを基に導いている予想である。
その根拠とデータをこの本でなるべく、読者の皆様に分かりやすく解説しようとした。是非最後までお付き合いください。