きえた権大納言―今昔物語絵本
内容説明
今は昔、京の都にいた権大納言のお話です。ともだちの陰陽師の家で、むちゅうになって碁をうっていた権大納言は、すっかり日がくれてから家にかえることになりました。とちゅう、川のむこうからやってくる鬼たちをみつけて、あわてて橋の下にかくれてやりすごしたのですが、そのあと、権大納言の身にふしぎなことがおこります。ゆたかなイマジネーションが生みだしたあやかしの者がそここにいる世界。900年前の日本っておもしろい。平安文学を代表する説話集。『今昔物語集』の世界をあざやかに絵本化。
著者等紹介
ほりかわりまこ[ホリカワリマコ]
堀川理万子。1965年東京生まれ。東京芸術大学大学院美術研究科修了。テンペラで描いたタブローによる個展を定期的に開くとともに、絵本作家、イラストレーターとして活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)