イスラム帝国夜話〈上〉
内容説明
10世紀、アッバース帝国の首都バグダードで記された逸話の数々が、繁栄を極めた社会のありさまを映しだす。
目次
死者に嘘つく要はなし
本当の利益とは何か
宰相の寛大さをバルマク家にたとえる
貧すれば鈍する
成り上がりだが無類の気前よさ
イブン=アルジャッサースが莫大な科料に処せられる
宰相の首のすげかえ金次第
靴音さえ気遣う
高級軍人の遺産の壷
気前のよい男とはこんなもの〔ほか〕
著者等紹介
森本公誠[モリモトコウセイ]
1934年生まれ。東大寺長老。2004‐2007年、東大寺第218世別当・華厳宗管長をつとめる。京都大学文学博士。イスラム史家として、同大学で長年にわたり研究・教育に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
出版社内容情報
アラビアンナイトにも影響を与えたイスラム世界最古の逸話集。繁栄を極めたイスラム社会のありさまを見事に活写。買切。