ファインマン 経路積分の発見
内容説明
いまや理論物理学の研究には欠かせない「経路積分の方法」。その原点ともいえるファインマンの博士論文を軸に、発見の経緯や意義を解説した編者による序文のほか、アイデアのヒントとなったディラック論文などをまとめた。
目次
量子力学における最小作用の原理(R.P.ファインマン)(序論;古典力学における最小作用;量子力学における最小作用)
付録1 非相対論的な量子力学への時空からのアプローチ(R.P.ファインマン)
付録2 量子力学におけるラグランジアン(P.A.M.ディラック)
著者等紹介
ブラウン,ローリー[ブラウン,ローリー] [Brown,Laurie M.]
ノースウェスタン大学名誉教授。1951年コーネル大学でPh.D.取得。ファインマンの指導を受ける。専門は素粒子論
北原和夫[キタハラカズオ]
1969年東京大学理学部物理学科卒。現在、東京理科大学教授。東京工業大学および国際基督教大学名誉教授。専門は統計力学、科学教育
田中篤司[タナカアツシ]
1991年東京工業大学応用物理学科卒。現在、首都大学東京物理学教室助教。専門は理論物理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)