ブルーレイ 星組 礼真琴 『王家に捧ぐ歌』オペラ「アイーダ」より 宝塚歌劇団 (S:0270)
■Story
今から4500年前のエジプト。エチオピアとの度重なる戦いに勝利する為、新たな将軍の名がファラオの前で、神官たちから告げられようとしていた。その将軍の名は・・・・・・。
エジプトの若き戦士ラダメスは、自分こそが将軍に選ばれるのではとの期待を胸に躍らせていた。彼はエチオピアに勝利した暁に、密かに恋するアイーダに求愛しようと決心していたのだ。エチオピアの王女だったアイーダは、先の戦いの折、ラダメスによって命を救われ、今はエジプトの囚われ人となっていた。アイーダもまた、祖国の敵と知りながら、強く逞しいラダメスに心惹かれていたが、囚人の身である彼女がその想いを彼に告げることはなかった。遥かな故郷を思い嘆くアイーダに、ラダメスは戦いが終われば、必ずエチオピアを解放すると約束する。しかしアイーダは「あなたにとってエチオピアの解放にどんな意味があるのか」と逆に問う。そこへ高みから、エジプトの王女アムネリスが女官たちを引き連れて艶然と現れる。勇敢なる戦士ラダメスに恋するアムネリスは、彼のアイーダへ向ける視線から二人の関係を疑いはじめる。
祖国と愛の狭間で揺れ動くアイーダ、疑いにとらわれたアムネリス、そして、戦いに終わりをもたらす為にエチオピアを攻める覚悟を決めるラダメス。大いなるナイルの流れのように、三人の感情の高まりは、やがてあらゆるものを押し流していく―。
⇒『礼真琴』の他作品はこちら