走ることについて語るときに僕の語ること (文春文庫 む 5-10)
走ることについて語りつつ、小説家としてのありよう、創作の秘密、そして「彼自身」を初めて説き明かした画期的なメモワール 1982年秋、専業作家としての生活を開始したとき、彼は心を決めて路上を走り始めた。それ以来25年にわたって世界各地で、フル・マラソンや、100キロマラソンや、トライアスロン・レースを休むことなく走り続けてきた。旅行バッグの中にはいつもランニング・シューズがあった。走ることは彼自身の生き方をどのように変え、彼の書く小説をどのように変えてきたのだろう 日々路上に流された汗は、何をもたらしてくれのか 村上春樹が書き下ろす、走る小説家としての、そして小説を書くランナーとしての、必読のメモワール。