別冊 筋肉の科学知識 体づくり編 最新版 (ニュートンムック)
私たちの動作を支える筋肉は,体の約40%を占めている人体最大の器官です。同時に,血液中を流れる糖質の80%以上を消費する,人体最大のエネルギー代謝器官でもあります。 運動不足や加齢によって筋肉が衰えたり,減っていったりすると,体を支える力や発揮できるパワーが弱まるだけでなく,エネルギー代謝活動の低下によって肥満や糖尿病が引きおこされるかもしれません。日常活動が困難になるフレイル(虚弱)やサルコペニア(筋肉喪失)状態に陥る高齢者も少なくありません。 人生100年時代を生き抜くためには,正しい科学にもとづいた筋肉の知識を学んで,日常生活に生かしていくことが大切です。本書とともに,健康のための「体づくり」をはじてみませんか。 <目次> プロローグ 1 筋肉の基礎知識 筋線維 (1)?(3) 赤い筋肉と白い筋肉 筋肉と遺伝 全身の筋肉 筋肉痛 筋肉のトレーニング効果 感覚器としての筋肉 筋肉と血流 2 体がうごくしくみ 「体力」とは何か 筋肉の種類と機能 筋肉の収縮とエネルギー ATPの補充 ミトコンドリアの役割 エネルギーの生産 持久力 ミトコンドリアと活性酸素種 プロテオスタシス 筋肉