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リスク、不確実性、人類の不覚
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【内容紹介】 激甚災害、未知の感染症、そして戦争……。 「不測の事態」が多発する時代に、私たちはリスクをどう捉え、どう向き合うべきか、さまざまな事例、歴史の逸話、最新の研究成果などを豊富に紹介しながら解説します。 人類の始祖は木から落下し、織田信長は油断から討ち取られ、ナポレオンは起死回生をねらい大敗しました。人類は、その生誕の頃から、リスクのコントロールに失敗し続けてきたのです。 リスクは軽視すると足をすくわれ、恐れすぎると機会を失います。では、どうすればいいのでしょうか。 本書は、金融論、リスクマネジメントを専門とする著者が、さまざまな文献から得た知識、豊富な体験から得た知恵を駆使して、私たちにリスクとの向き合い方をわかりやすく説きます。 リスク社会から不確実社会へ移行しつつある現在、すべての人に多くの示唆を与える好読み物です。 【目次】 序章 「まさか!」が日常的に起こる時代 第1章 リスク、不確実性、そして想定外 第2章 失敗を招く人間心理の罠 第3章 複雑系がもたらす「想定外」 第4章 あまりに「不確実」な地政学リスク 第5章 リスク管理は経営そのもの 第6章 組織文化が不祥事の「真因」なのか 第7章 お役所に、リスク感覚が欠如する理由 第8章 リスク社会から不確実性社会へ