プフィッツナー『パレストリーナ』全曲 シュテュックル演出 ヤング&バイエルン国立歌劇場 [Blu-ray]
【商品概要】
【商品説明】
Requiring 38 soloists, chorus, and large orchestra, Hans Pfitzner's Palestrina is his most important work and a challenging opera to stage. This masterpiece weaves a fictitious tale around Giovanni Pierluigi da Palestrina - one in which he fears losing his creative gifts and his powerful role in society. The Bavarian State Opera and conductor Simone Young shine.
19世紀末から20世紀前半の激動の時代を生き抜いたハンス・プフィッツナー[1869-1949]は、20世紀前半においてもロマン主義を堅持し、かつ「ドイツ精神とはなんぞや」という命題を持ち続けていた、非常に個性的な作曲家でした。 その代表作が『パレストリーナ』。1917年、ミュンヘンでブルーノ・ワルターの指揮で初演され大成功を収めました。題名の通り、16世紀イタリアの作曲家ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナを主人公にし、カトリック史に名高いトレント公会議を絡ませた物語。1563年という、フィレンツェ発祥の新しい様式が流行し始めている時期。パレストリーナは妻に先立たれ創作意欲を失っている。その状況で、ローマ教皇ピウス4 世がポリフォニー様式のミサ曲の全廃を検討していることを危惧した枢機卿ボロメオが、パレストリーナに新作のミサ曲を書かせようとする。申し出を断ったパレストリーナだったが、突然霊感に捕らえられ、ミサ曲を書き上げる(その後、教皇の命令に従わなかったために投獄される)。公会議は荒れに荒れ紛糾するが、パレストリーナの知らない間に息子イギーノがミサ曲をヴァチカンに送り、作品の素晴らしさが認められパレストリーナは讃えられる。だが弟子は彼の元を去り、新しい時代は目前に迫っている。 1910年代、社会が急速に変化し間もなく12音音楽が確立する時代状況を重ねると、プフィッツナーの心情がよく理解できると思います。3時間を越す長大な作品で、しかも恋愛沙汰のまるでない地味な物語なので上演は稀ですが、ドイツ、オーストリアでは時折かなり力の入った上演があります。 この上演は2009年7月にバイエルン国立歌劇場で上演されたもの。ハンブルク国立歌劇場の音楽監督として高い評価を得ているオーストラリア出身の指揮者、シモーネ・ヤングが見事に音楽をまとめ上げています。タイトルロールのヴェントリスは英国のテノール。バイロイト音楽祭でのパルジファルが好評で、今ヘルデンテノールとして人気急上昇、バイロイトではジークフリート役も内定しているとの噂。さらに重要な役どころのボロメオには、円熟のワーグナー・バリトン、シュトルックマン。教皇ピウス4世には、東京・春・音楽祭での『パルジファル』でアンフォルタスを歌ったローズ。さらに英国の個性派テノール、ダスザック、ブラハトなど実力者が多数配されています。 シュテュックルは1961年生まれのドイツの演出家。2002年からミュンヘン国民劇場のインテンダントを務めており、また十年に一度上演されるオーバーアマガウの受難劇の演出を担当していることでも知られています。シュテュックルの舞台は、時代劇にすることを慎重に避けつつ、しかし安易に現代化することもなく、丁寧にプフィッツナーの提示する問題点を浮き彫りにしたもの。新聞評でも絶賛されました。音だけだと飲み込みづらい作品も、映像は理解の大きな助けになります。3時間見終えた後には大きな充実感が残ることでしょう。ボーナスとしてメイキング映像を9分収録。 ※第2幕の前奏曲でピット内のヤングが映し出される二箇所で映像に乱れがございます。また第2幕56分過ぎで映像音声が一瞬止まるところがあります。ご了承ください。(キングインターナショナル)
【商品詳細】
ブランド:Euroarts
商品名:プフィッツナー『パレストリーナ』全曲 シュテュックル演出 ヤング&バイエルン国立歌劇場 [Blu-ray]
製造元:Euroarts
発売日:2013年02月25日
【当店からの連絡】
【商品説明】
Requiring 38 soloists, chorus, and large orchestra, Hans Pfitzner's Palestrina is his most important work and a challenging opera to stage. This masterpiece weaves a fictitious tale around Giovanni Pierluigi da Palestrina - one in which he fears losing his creative gifts and his powerful role in society. The Bavarian State Opera and conductor Simone Young shine.
19世紀末から20世紀前半の激動の時代を生き抜いたハンス・プフィッツナー[1869-1949]は、20世紀前半においてもロマン主義を堅持し、かつ「ドイツ精神とはなんぞや」という命題を持ち続けていた、非常に個性的な作曲家でした。 その代表作が『パレストリーナ』。1917年、ミュンヘンでブルーノ・ワルターの指揮で初演され大成功を収めました。題名の通り、16世紀イタリアの作曲家ジョヴァンニ・ダ・パレストリーナを主人公にし、カトリック史に名高いトレント公会議を絡ませた物語。1563年という、フィレンツェ発祥の新しい様式が流行し始めている時期。パレストリーナは妻に先立たれ創作意欲を失っている。その状況で、ローマ教皇ピウス4 世がポリフォニー様式のミサ曲の全廃を検討していることを危惧した枢機卿ボロメオが、パレストリーナに新作のミサ曲を書かせようとする。申し出を断ったパレストリーナだったが、突然霊感に捕らえられ、ミサ曲を書き上げる(その後、教皇の命令に従わなかったために投獄される)。公会議は荒れに荒れ紛糾するが、パレストリーナの知らない間に息子イギーノがミサ曲をヴァチカンに送り、作品の素晴らしさが認められパレストリーナは讃えられる。だが弟子は彼の元を去り、新しい時代は目前に迫っている。 1910年代、社会が急速に変化し間もなく12音音楽が確立する時代状況を重ねると、プフィッツナーの心情がよく理解できると思います。3時間を越す長大な作品で、しかも恋愛沙汰のまるでない地味な物語なので上演は稀ですが、ドイツ、オーストリアでは時折かなり力の入った上演があります。 この上演は2009年7月にバイエルン国立歌劇場で上演されたもの。ハンブルク国立歌劇場の音楽監督として高い評価を得ているオーストラリア出身の指揮者、シモーネ・ヤングが見事に音楽をまとめ上げています。タイトルロールのヴェントリスは英国のテノール。バイロイト音楽祭でのパルジファルが好評で、今ヘルデンテノールとして人気急上昇、バイロイトではジークフリート役も内定しているとの噂。さらに重要な役どころのボロメオには、円熟のワーグナー・バリトン、シュトルックマン。教皇ピウス4世には、東京・春・音楽祭での『パルジファル』でアンフォルタスを歌ったローズ。さらに英国の個性派テノール、ダスザック、ブラハトなど実力者が多数配されています。 シュテュックルは1961年生まれのドイツの演出家。2002年からミュンヘン国民劇場のインテンダントを務めており、また十年に一度上演されるオーバーアマガウの受難劇の演出を担当していることでも知られています。シュテュックルの舞台は、時代劇にすることを慎重に避けつつ、しかし安易に現代化することもなく、丁寧にプフィッツナーの提示する問題点を浮き彫りにしたもの。新聞評でも絶賛されました。音だけだと飲み込みづらい作品も、映像は理解の大きな助けになります。3時間見終えた後には大きな充実感が残ることでしょう。ボーナスとしてメイキング映像を9分収録。 ※第2幕の前奏曲でピット内のヤングが映し出される二箇所で映像に乱れがございます。また第2幕56分過ぎで映像音声が一瞬止まるところがあります。ご了承ください。(キングインターナショナル)
【商品詳細】
ブランド:Euroarts
商品名:プフィッツナー『パレストリーナ』全曲 シュテュックル演出 ヤング&バイエルン国立歌劇場 [Blu-ray]
製造元:Euroarts
発売日:2013年02月25日
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