アメリカでも最も多くの受賞歴を誇る、カリフォルニア屈指のワインメーカー
ケンダル・ジャクソンは1982年、故ジェス・ジャクソン氏がレーク・カウンティに設立したワインメーカー。現在ではカリフォルニアに約13,000エーカーに及ぶブドウ園や世界でも最大規模の設備を持つ4つのワイナリーを所有、そして世界60ケ国以上に輸出をしているなど、素晴らしい活躍を見せています。気取らず楽しめるデイリーユースなワインから、じっくりと楽しみたい贅沢なプレミアムワインまで幅広いラインナップを持つ、カリフォルニア屈指の生産者です。
ワイナリー設立の翌年1983年に、初リリースとなるヴィントナーズ・リザーヴ・シャルドネが、アメリカ・ワインコンペティションでプラチナメダルを受賞。その後もケンダル・ジャクソンのワインはサンフランシスコ国際ワイン・コンペティションにて「ワイン・オブ・ザ・イヤー」や、全カリフォルニア州フェアにて「ザ・ゴールデン・ワイナリー」を受賞するなど、名高いコンクールで幾つもの賞を獲得し、「1990年代、アメリカで最も受賞数の多いワイナリー」として名を馳せています。
また、1997年にはワイン造りの本拠地をソノマ・カウンテイに移し、世界でも有数の醸造家であるランディ・ウロム氏をワインマスターとして招聘。ウロム氏は、最初に在籍したワインヤードの生産規模を12倍に拡大させ、しかも手掛けたワインは常に金賞を受賞という実力の持ち主。そのウロム氏の天性とも言える高いワインメイキング技術により、ケンダル・ジャクソンは近年一層の躍進を遂げています。
そんなケンダル・ジャクソンのワインの目指すゴールは、「初めて味わう時にも、それから月日が経った後にも、いつ飲んでも楽しめるようなワインを生み出すこと」。その言葉通り、どんな人にでも好かれ、様々なシーンで楽しめる高品質なワインを生み出し続けています。
ヴィンテージに左右されない、恵まれたテロワールと徹底した栽培管理
所有するブドウ畑のうち、ケンダル・ジャクソンの自社畑はおよそ10,545エーカー。その全てはカリフォルニアで最も冷涼な気候と言われている沿岸部、ブドウをゆっくりと成熟させるのに最高な海風が吹き抜ける丘陵の斜面に位置しています。
畑はフランスのテロワールの概念を導入し、土壌の個性をブドウに活かすために細かい区画に分けてブドウを管理しており、ブドウの樹にはそれぞれ区画番号が書かれた札を付けて管理する徹底ぶり。冷涼な気候により時間をかけてじっくりと熟したブドウには深みや複雑みが増し、凝縮した果実味と豊かなアロマが特徴です。
熟した果実のアロマを纏う、エレガントでジューシーな赤ワイン
彼らの多彩なラインナップの中でもこちらのヴィントナーズ・リザーヴシリーズは、ケンダル・ジャクソンのワイン造りの中心を担う存在であり、彼らのワイン造りの原点です。様々なキャラクターを持つテロワールで収穫されたブドウをブレンドしている、看板的シリーズ。こちらのレッド・ワイン・ブレンドは様々な品種のブドウがブレンドされた赤ワインです。
ブドウの収穫は全て手摘みで実施。区画・品種ごとに仕込んでいくことで、ブレンドの際に、複雑味、風味、香りと余韻を完璧に組み合わせることができます。熟成には複雑性と奥深さ、よりリッチな味わいを表現するために、新樽比率8%のフレンチオークと新樽比率2%のアメリカンオークを使用。17ヵ月熟成の熟成を経てリリースを迎えます。
外観は輝きのあるガーネット。香りはラズベリージャムやブラックチェリーなどの熟した果実に、ダークチョコレートや焙煎したコーヒーを彷彿とさせます。口に含むと、果実味が前面に感じられ、ふくよかさと複雑味を兼ね備えた華やかな味わい。フレッシュな赤・黒系果実のトーンを、スパイスのニュアンスや滑らかなタンニンが全体を支えてくれます。濃いソースのスパゲティやミートボール、チョリソーなどのお肉料理と相性抜群。豊かな果実味と、それぞれのブドウが調和して生み出す複雑味をぜひお愉しみください。
2018 VINTNER’S RESERVE RED WINE BLEND /KENDALL-JACKSON
熟成方法 :フレンチオーク(新樽率8%)とアメリカンオークの小樽(新樽率2%)で17ヵ月間熟成。
※ 画像はイメージの為、実際の商品と若干異なる場合がございます。