南冥の雫 満州国演義八 (新潮文庫)
サイズ
高さ : 2.03 cm
横幅 : 10.67 cm
奥行 : 14.99 cm
重量 : 270.0 g ※梱包時のサイズとなります。商品自体のサイズではございませんのでご注意ください。
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インパール。緑の地獄。死せる男の名は、浪漫。大海原ミッドウェーでの敗戦。インパール作戦という名の地獄の扉。戦線拡大の限界に達した日本軍に猛然と襲いかかる米英軍。破滅の足音が聞こえる、第八巻! 南冥の雫 ━━━━西暦一九四三年 昭和一七年 皇紀二六〇二年 民国三一年 康徳九年━━ 第一章 戦捷の名残り 第二章 湧きあがる黒雲 第三章 暑い漂流の夜 第四章 地鳴りと樹々の騒ぎ 第五章 虫葬の大地 ミッドウェー大敗と本土初空襲。それは帝国の翳り。四郎は比島で抗日ゲリラの憤怒を体感した。少佐となった三郎は変転する戦を見つめ、太郎は自らの罪過が招いた惨劇に震えた。そして敷島次郎は劣弱な囚人部隊を率い、インパール作戦に加わる運命にあった。若き日駆け抜けた満州、彼の地より遠く離れた緑の地獄で男は何を想うのか。食い破られてゆく絶対国防圏。白骨連なる第八巻。解説・佐々木譲