西森久恭 ギター四重奏のためのツィンガレスカ序曲 現代ギター社
【あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール委嘱作品】新進気鋭の作曲家、西森久恭によるギター四重奏作品。本作品は 2020年8月29日開演予定であった Osaka Guitar Summer 2020「福田進一と仲間たち vol.11」アンサンブルワークショップの課題曲として、あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホールから委嘱を受けて作られた。タイトルに用いた「ツィンガレスカ」という言葉はイタリア語で「ロマ風(ジプシー風)」を意味する。これは私が初めてクラシックギターという楽器を認知したのが、イタリア人作曲家(ルイジ・レニャーニ)のギター作品であったことや、欧州滞在中に見かけたロマの辻音楽師によるギター演奏が強烈な印象として残っていたことに由来する。ただしあくまでも印象を反映させただけで、特定のロマ音楽を引用しているわけではない。