炎芸術 見て・買って・作って・陶芸を楽しむ No.156(2023冬)
特集 備前 次世代の息吹<br><br>岡山県備前市伊部周辺で作られる無釉焼締めの備前焼は、約800年の長い歴史を持ち、戦後、5人の人間国宝を輩出している作家の層が厚い産地として知られている。そして現在の備前は、1970年代生まれを中心として、次世代を担う作家たちが台頭している。グループ展などで作品を目にする機会も増えてきた。代々続く陶家に生まれたり、実力作家に師事した人が多いが、伝統をただ守るのではなく、現代において土を焼くことの意味を改めて自分自身に問いながら制作に取り組んでいる。本特集では、そうした備前の次世代の動きとして、今までにない制作工程によって造形的な作品を生み出す伊勢崎晃一朗、現代的で軽やかな器を作る金重周作・陽作兄弟による陶工房 ?をはじめ、31作家に注目する。また近年、備前の町に新しくできた、作家たちによるギャラリーやカフェも巡ってみる。<br>
阿部出版
2023年11月
ホノオ ゲイジユツ 156
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阿部出版
2023年11月
ホノオ ゲイジユツ 156
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