構造構成主義とは何か 次世代人間科学の原理 / 西条剛央/著
池田清彦氏推薦! 構造構成主義とは,多パラダイム並列科学である人間科学の実態を活かし,「全体性」の理念を体現するための新たな原理。信念対立を解消し,学問間のコラボレーションを進めるための総合ルールを提示する。人間科学に仕掛けられた「呪」を解くため,相応の理論的基盤整備が求められている。自らの学範の相対性を認識し,異なる領域と建設的なコラボレーションを行うことを可能とする認識装置(メタ理論,共通原理,総合ルール)の備である。本書で明らかにする「構造構成主義」こそが,そのために体系化された認識論である。<br>