W★ING流れ星伝説 星屑たちのプロレス純情青春録 / 小島 和宏 著
90年代前半にカルト的人気を誇った伝説のあだ花団体・W☆ING。旗揚げから30年、初めて解き明かされるW☆INGの真実とは。〈ある日の昼下がりのことだった。
朝まで原稿を書いていて、自宅のベッドで寝ていた僕は、ふいに鳴りだしたスマホの着信音に叩き起こされた。
仕事仲間はこちらの生活リズムを知っているから、あまりこんな時間には電話を鳴らさない。いったい誰だろう?
ディスプレイに映し出された名前を見た瞬間、僕の心臓は誰かに掴まれたようにギュッと縮んだ。
“これ、夢じゃないよな? いま、俺、たしかに起きているよな?”
震える手で通話ボタンをタップする。
「もしもし……」
「小島さん、ご無沙汰してます。25年ぶりぐらいですかね?」
電話口から聞こえてくるその声は、あのころとまったく変わっていなかった。懐かしさで胸がいっぱいになり、気がついたら、もう涙がポロポロあふれて、止まらなくなっていた??。(プロローグ?それは「幻の男」を探す旅からはじまった?より)〉
小島 和宏 著
双葉社
2021年08月
ウイング ナガレボシ デンセツ
コジマ カズヒロ
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朝まで原稿を書いていて、自宅のベッドで寝ていた僕は、ふいに鳴りだしたスマホの着信音に叩き起こされた。
仕事仲間はこちらの生活リズムを知っているから、あまりこんな時間には電話を鳴らさない。いったい誰だろう?
ディスプレイに映し出された名前を見た瞬間、僕の心臓は誰かに掴まれたようにギュッと縮んだ。
“これ、夢じゃないよな? いま、俺、たしかに起きているよな?”
震える手で通話ボタンをタップする。
「もしもし……」
「小島さん、ご無沙汰してます。25年ぶりぐらいですかね?」
電話口から聞こえてくるその声は、あのころとまったく変わっていなかった。懐かしさで胸がいっぱいになり、気がついたら、もう涙がポロポロあふれて、止まらなくなっていた??。(プロローグ?それは「幻の男」を探す旅からはじまった?より)〉
小島 和宏 著
双葉社
2021年08月
ウイング ナガレボシ デンセツ
コジマ カズヒロ
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