柴窯考 「雨過天青」の真実を求めて / 中藤恵/著
柴窯は本当に幻なのか。今一度、柴窯の真実を捉え直す。「雨過天青」<BR>それは約1000年もの遙か往古に、中国で創出された幻の至宝<BR>「柴窯」の特徴を表した言葉である。<BR>ところがその柴窯、未だ完品はおろか、破片すら見つかっておらず<BR>中国古陶瓷における最大の謎とされている。<BR>しかし、柴窯は本当に幻なのか。<BR>柴窯への先入観・固定観念をまずは取り去り、今一度、柴窯の真実を捉え直すことこと。<BR>それこそが、柴窯発見に必要とされる最も重要な視点ではなかろうか。<BR>本書はまさに、現代人の固定観念から「柴窯」を解き放つことを試みたものである。<br>